漫画 ～おもいでエマノン～

鶴田謙二の「おもいでエマノン」を購入。
アベノ橋魔法商店街以来かなぁ、実に5年ぶりのコミックス。
傷心旅行中の大学生が、フェリーで出合ったエマノンとのお話。
主人公のエマノンは、微生物に生れ落ちてから、その子孫へと記憶を失うことなくコピーし、30億年もの記憶を保有している女性。
肉体年齢が17歳なのに対して、精神年齢が30億歳。

一応、設定だけみるとＳＦってジャンルに入るのかなぁ。
内容は、殆んどＳＦ好き大学生との会話で、悟りきったエマノンとの掛け合いが面白い。膨大な記憶に対しての、ＳＦ的解釈を語りだしたりして。結局、17時間の船旅でエマノンとは別れてしまう。ちょっとした行きずりの旅が切なすぎる。